その子はN江といって可愛くて、いつも落ち着いていて、凛としてて、性格も良く、子供心にもお嫁さんにしたいと思っていた子でした。
引っ込み思案な僕はずっとN江に近づく機会を伺ってましたがなかなかチャンスがありませんでした。
小学校のクラスで人気のある男子といえばスポーツができる子と面白くて笑わせてくれる子でした。
僕はどちらもダメで女子と話をする機会もありませんでした。
そんな僕にもひとつだけ特技がありました。
1年生の頃から写生会でずっと金賞をもらっていた「絵」でした。
密かにこれだけは誰にも負けない自信がありました。
僕が絵を描いているまわりには常に人だかりができていてその時だけは優越感に浸ることができました。
僕が小学校6年生の時のできごとです。
N江が「Sくんすごおい」と僕の絵をじっと見ていたことがありました。
僕は自分とN江を近づけるただひとつの接点がこれであることを発見し勇気をふり絞ってN江に絵のモデルになってくれないかとお願いしました。
「え?私でいいの?」と少し顔を赤らめながらもOKしてくれました。
それからというもの約束の日まで毎日毎日N江の写真を見ながらスケッチに励みました。
3日くらいで何も見ないでもN江が画けるようになりました。
約束当日、天気にも恵まれました。
僕は自分の住んでいるアパートの屋上にN江を呼びました。
N江はとても可愛らしい服を着てきてくれました。
あまりの可愛さに僕は時間を忘れて見とれてしまいました。
一段高くなっているところにN江を座らせ、スケッチブックに鉛筆を走らせました。
N江は恥かしそうにポースを取ってくれました。
そよ風が吹くとスカートの裾がヒラヒラして太ももの奥が見えそうになり胸がドキドキしました。
毎日描いていたこともあり、ものの5分くらいでざっくりとしたスケッチができあがりました。
「え?もうこんなに描いちゃったの?すごおい」
あやうく毎日描いていることを言いそうになってしまいました。
その絵は水彩絵の具で着色して、完成したらN江に渡すことを約束して家でお昼ご飯を食べてその日は帰ってもらいました。
僕のお袋もN江をたいそう気に入った様子でした。
翌日に絵は完成していました。次の日曜日にその絵をN江に渡しました。
「すごおい、写真みたい」
N江は目を丸くして僕の描いた絵を見ていました。
「ねえねえ、また描いてくれる?約束だよ、お願いね。」
N江と次の約束ができたことで僕は有頂天になりました。
何日かしてN江がまた自分を描いて欲しいと言ってきました。
今度はN江の家に来て欲しいということでした。
約束の日の朝、僕は初めてN江の家に行きました。
N江には個室がありました。
「入って入って」
家族は誰もいないようでした。
僕は言われるがままにN江の部屋にお邪魔しました。
「あのね、Sくんにお願いがあるの」
N江は顔を赤らめながら僕にお願いをしてきました。
「何?お願いって?」
「誰にも言わないでくれる?」
「うん。」
「ホントにお願いね。誰にも言わないって約束して。」
「いいよ。約束する。」
「絶対、絶対ね。」
N江の顔は真っ赤です。何か僕までドキドキしてきました。
「うん。やぶったら針千本でも何でも飲むよ。」
「ふふっ...古いこと知ってるのね」
「そう?」
「うん、私のおばあちゃんが言ってた」
「ホント、約束するよ」
「あの...」
「うん?」
「私のね...ヌードを描いて欲しいんだけど...」
「え?ヌードって...その...裸のこと?」
「うん...ダメかなあ...」
「いや...ダメってことはないけど...僕が裸を見るんだよ?恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいんだけど...でも...描いて欲しい...Sくんにしか頼めないし...」
「裸って全部脱ぐの?」
「うん...そのつもりだけど...」
「何で突然?」
「あのね...私も絵が好きなんだけど...」
「あ、そうだよね。いつも賞取ってるもんね。」
「Sくんに比べたら全然たいしたことないけど...家にこの本があってね...」
N江は僕に一冊の本を差し出しました。
ページをめくるとそれは裸婦像が描かれた作品が載っている本でした。
「お願い...変な目で見ないでね...」
「うん...」
「Sくんならわかると思うんだけど...これ...すごく綺麗でしょう?」
「うん...そうだね...」
「私この本大好きなの。で、自分を描きたくなって...」
「そうなの?」
「うん、でね、この部屋で裸になって鏡見ながら何枚か描いてみたんだけど...」
「え?そんなことしてたの?」
「こんなことしてるの、クラスのみんなには黙っててね。約束して」
「うん」
「でも...全然うまく描けなくて...」
「...」
僕はN江が裸で自分をデッサンしている姿を想像してしまいました。
「この前Sくんに自分を描いてもらったを見ながら描いてもこのタッチが出せなくて」
「...」
「それでSくんに描いて欲しいなって思って...」
「へー...そんなことしてたんだ...」
「ねえ、誰にも言わないでね。ホントにホントにお願いだから」
「うん、言わないよ」
「ねえ、描いて?...ダメ?」
「いいよ...じゃあ、服脱いでくれる?」
「うん...あの...脱ぐ時だけは恥ずかしいからあっち向いててくれる?」
「あ、うん...」
N江はゴソゴソと服を脱いでいるようでした。
「いいよ...こっち向いても...」
僕はN江の方を向きました。N江はバスタオルのようなものを体に巻いていました。
「あの...何ポーズかお願いしてもいい?」
「うん、いいよ。」
「最初はこれで...」
N江がさっきの本のあるページを開いて僕の方に近づいてきました。
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル作の「オダリスク」でした。
裸婦が後ろ向きで横たわりこちらを向いている有名な絵です。
本をはさんで50cmくらいしか離れていないので女の子のいい香りがします。
自然と僕のアソコが硬くなり始めました。
それをN江にさとられないよう僕は姿勢を変えました。
N江はベッドに後ろ向きに横たわり本と同じようなポーズでバスタオルを取りました。
背中とお尻がモロに見えます。
脇の向こうにおっぱいのふくらみまで確認できます。
乳首は見えませんが僕は興奮してドキドキが止まりませんでした。
N江は僕を信じて裸をさらしてくれている...
そう思うと僕は小学生なりにも責任感を感じました。
本を見ながらポーズの微調整を取っても何か違うんです。
やがて気がつきました。
「そっか...このモデル、胴体が異様に長いんだ...」
少し冷静になった僕は少しアレンジを加えながらN江の裸体を描きました。
10分くらいでデッサンが終わって着色に入り、確か1時間半くらいで大まかなところはできあがりました。
N江は色が白くてスケッチブックになかなか納得できる色を載せることができず苦労したのをおぼえています。
バックを暗めの色にしたらN江のキレイな色白の身体を表現することができました。
N江が体にバスタオルを巻いて完成前の絵を見に来ました。感激していました。
「すごおい。こんなふうになるんだ...」
基本的な色付けが終わり、お昼ごはんを食べることになりました。
N江はバスタオルを巻いたままのかっこうで一階に降りて行き、しばらくするとチャーハンを作って持ってきてくれました。
「え?その格好でチャーハン作ってたの?」
「うん。どうせ服着てもまた脱ぐし。今日は家に誰もいないし」
N江は裸でいることにだいぶ慣れてきたみたいでした。
おいしそうなチャーハンが湯気を立ててましたが、僕の目の前には全裸でバスタオルだけ巻いたN江の姿。
ウブだった僕はチャーハンが喉を通るわけもなく半分くらい残してしまいました。
「おいしくなかったの?」
「いや、そんなことはないんだけど...」
「そう...小食なんだね...」
「いつもは食べれるんだけど...何か緊張して...」
まともな言い訳もできずお茶ばかりを飲んでいました。
勃起も少しおさまり、僕はオシッコがしたくなりN江の家のトイレを借りました。
パンツを下ろすとパンツに透明な液体が少しついているのをみてビックリしました。
指で触ると糸を引いていました。
それがガマン汁だと知るのはしばらく後のことです。
その絵の仕上げに入り、午後2時くらいに完成したと思います。
ちょっと休憩を取らせてもらって、N江といろんな絵の話をしました。
N江は人物像が好きで自分の体が大人のラインに近づいてたのを感じてから裸婦像に興味を持ったそうです。
「ねえ、まだ時間いい?」
「うん、次のポーズは?」
「このポースで描いて欲しいんだけど...」
それはアメデオ・モディリアーニが描いた「腕を広げて横たわる裸婦」でした。
「この絵がすごく好きなの。こんなふうに描いて。」
「え?いいの?前向いてる絵だよ。」
モデルは足を閉じてますが、黒い毛が見えています。
「いいの。Sくんだったらエッチな目線でなくてちゃんと描いてくれると思うから...」
「うん...わかった。」
N江はベッドに横たわり、バスタオルを取りました。
「前向きだと...すごい...恥ずかしいね...」
N江は顔を真っ赤にしながら絵と同じポーズを取りました。
今思うとN江は着やせする体型で、胸も大人とそれほど変わりないほどあり腰回りの肉付きもむっちりしていて実際の絵と同じくらい肉感的でした。
乳首はほのかなピンク色でそこだけは少女の部分が残っていました。
ビックリしたのは股間の毛がけっこう生えていたことで足を閉じたポーズでしたが絵と同じように逆三角形らしきヘアが見えていました。
自分だけが見ている同じクラスの美少女ヌードです。
まだ射精を知らない僕の股間はギンギン状態で頭がクラクラしました。
15分くらいで鉛筆によるスケッチが終了しました。
「もうスケッチできたの?早ーい」
なんとN江はバスタオルを巻かずに、胸とアソコだけを手で隠して僕の方に向かってうれしそうにかけよってきました。
たまらないものがありました。
「わあ、すごい上手...私こんなに毛が生えてたんだね...」
N江は恥ずかしそうに絵の股間の部分を手で隠しました。
「いや、実際はこんなに生えてないけど...絵だから...」
「ホント?」
N江は僕の目の前で恥かしそうに自分の股間を覗き込みました。
時間が経過すると慣れてしまったのか僕の目の前でも股間を隠さなくなりました。
「どのくらい生えてたかなあ」
N江は股間の毛の横の皮膚を両手で上に引っ張りあげました。
アソコの皮膚が持ち上がり、思いっきりワレメが見えました。
僕はドキッとしました。
その時、僕の腰にちょっと不思議な感覚が走りました。
でもそれはすぐに消えてしまいました。射精の予兆だったのかもしれません。
「ねえ、続き描いて」
「う...うん。じゃあ、色をつけてくからベッドで同じポーズして」
「うん」
N江はまたベッドに向かいました。僕はN江の後ろ姿に見とれてしまいました。
成長したお尻がプリプリしててすごく興奮したのをおぼえています。
ポーズの微調整をしている間に僕はまたワレメが見えないかなと思いいろいろ注文をつけてみましたが微妙なところで見えませんでした。
「ねえ、原作とポーズが違くない?」
その言葉を聞いて僕は我に返りました。
ポーズも決まり、本格的な色付けを始めました。
たまにN江の顔を見ると目と目が合ってしまうので服を着ている僕の方が恥ずかしくなってしまい目のやり場に困ってしまいました。
しばらくしてようやく作品ができありました。
1日に2作品も描き終えた僕は疲れを感じました。
N江はその作品に大満足した様子でうれしそうに見入ってました。
「お疲れさま。ありがとう。こんなに上手に描いてくれてうれしい」
「ホント?僕もほめてくれてうれしいよ」
「ありがとね、Sくん...今度何かでお礼するね」
「いやあ、お礼なんて。僕もキレイな裸見せてもらったし」
僕は精一杯の気の利いた返事を返したつもりでした。
N江は僕の前でずっと裸のままでいました。
キレイな裸だなあ...
そう思って見ていると先ほどの腰まわりのむずがゆさっぽい感覚がまた走りました。
不安になった僕は早く家に帰りたくなりました。
「じゃあ、僕帰る」
「うん。今日はありがとね。気をつけて帰ってね」
「ねえ」
「なあに?」
「あの...」
「ん?」
「N江ちゃんの裸、とってもキレイだったよ」
「ホント?」
「僕、また描きたいな」
「ホント?また描いてくれるの?」
「うん、今度はヌードでなくてもいいから僕がポーズを決めていい?」
「Sくんがポーズを決めるの?」
「うん」
「じゃあ、考えておいてね」
2週間後、N江から連絡がありました。